楽天グループは13日、2024年度第3四半期の業績を発表した。楽天モバイル(MNO)事業で設備投資を本格化して以降、初めて四半期での営業利益黒字化を達成した。
連結業績は、インターネットサービス、フィンテック、モバイル、すべてのセグメントで増収を達成。売上収益は前年同期比9.3%増の5667億円となり、楽天にとって過去最高の業績となった。Non-GAAP営業利益は2019年第3四半期以来、5年ぶりの黒字化となった。IFRS営業利益も黒字化となり、EBITDAは922億円の黒字となった。
楽天モバイル単体で見ると、売上は725億円(前年同期比30.3%増)だが、Non-GAAP営業損失は506億円となった。ただし200億円、改善している。EBITDAは97億円のマイナスで、こちらも241億円の改善となった。
三木谷浩史氏は、楽天モバイルの収支が改善されてきたこと、楽天モバイルユーザーが楽天のほかのサービスをよく利用することから「楽天モバイルがグループ全体のブースターになっている」とコメントした。
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