
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表チームのトラックマン部門責任者として帯同し、データ分析で戦略を支えるアナリスト・星川太輔氏が、5月11日に大阪市の総合学園ヒューマンアカデミー大阪心斎橋校で開催された特別セミナー「野球アナリストの第一歩」に登壇しました。同セミナーでは、自身の実務経験を基に、アナリストの具体的な役割や、プロ野球界におけるデータ活用の最前線、そして未来のキャリア像について熱く語られました。
この講座は、来年2026年4月に新設される「野球トレーナー&アナリスト専攻」を前に、同学園スポーツカレッジが企画したもの。専攻では、野球特有のトレーニング理論はもちろん、統計手法や機械学習を用いたデータアナリティクスを体系的に学ぶことで、“選手とチームを数値で強力にサポートできる人材”を育成することを目指しています。星川氏自身も、こうした教育プログラムの必要性を強調し、「現場で即戦力となるスキルを身につけてほしい」と参加者に期待を寄せました。
近年、スポーツ界ではデータの重要性が飛躍的に高まり、10年前には存在しなかった「アナリスト」という職種が、現在ではプロ野球12球団すべてに導入されています。さらに社会人リーグや大学、高校チームでも同様にデータ分析の需要は急増中です。星川氏は「以前は選手を直接サポートするトレーナーが主流でしたが、今や分析専門のアナリストが数でも上回るほど。野球界の内側が大きく変わりつつあります」と、自身が肌で感じる業界の潮流を語りました。
また、「アナリストになるためには、統計解析はもちろん、レポーティング力や選手・コーチとのコミュニケーション能力も不可欠です」と指摘。データに強いだけでなく、現場の声を汲み取り伝えられる人材こそが、これからの野球界で真に求められると力説しました。「失敗を恐れず、自分の可能性を信じて飛び込んでほしい」とエールを送った星川氏の言葉は、会場に集まった若い野球関係者の胸に強く響いたようです。
未来を見据えた展望としては、「解析対象や領域はさらに細分化され、たとえばピッチングデータ専門、バッティング解析専門といったスペシャリストが増えるかもしれません」と予測。今後も進化を続けるスポーツ分析の世界において、自身のキャリアをどう築くか、その指針をこのセミナーで得た参加者は少なくないでしょう。
2000年慶應義塾大学卒業。トラックマン野球部門責任者。
2009年の第2回WBC、2023年の第5回WBCでは、日本代表チームに帯同し世界一に貢献。
2023年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表チームにも帯同し優勝。
プロ・アマ問わずリーグ・チーム・選手のサポートをしている。趣味はゴルフ。
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