
8月22日、東京・渋谷の「Jordan World of Flight Shibuya」でスペシャルトークショーが開催され、NBAロサンゼルス・レイカーズの八村塁選手が登壇しました。
世界最高峰の舞台で戦い続けるトップアスリートとして、自身の歩みやマインドセット、日本バスケ界への思いを語り、中高生や学生アスリートを含む多くのファンに強いメッセージを送りました。
イベント後の単独インタビューでは、この夏日本で開催した自身のバスケキャンプで得た手応えや、ジョーダンブランドの一員としての誇りについても語っています。

BLACK SAMURAI 2025:1万人の前で中高生が熱戦
八村選手は今オフ、日本各地を訪れて精力的に活動しました。
そのメインとなったのが、名古屋で開催した若手向けのバスケットボールイベント「BLACK SAMURAI 2025」です。
このイベントの会場となった名古屋のIGアリーナについて、八村選手は「日本で一番のアリーナ」だと絶賛しています。
そして何より、中高生のプレーヤーたちが1万人以上の観客の前で試合をしたことに大きな価値があったと語りました。
普段は経験できない大観衆の中でのプレーが、彼らにとって大きな経験となり、夢に向かうきっかけになれば嬉しいとその意義を強調しています。
この「BLACK SAMURAI 2025」は八村選手にとっても初の試みでしたが、交流できてよかった、自分が中高生のときはNBA選手に会う機会がなかったので、こうした場をどんどん増やしていきたいと述べています。
実際に参加した中高生についてもレベルが高く、ショーケースの試合は1点差になるなど白熱していたと高く評価しました。
今後さらに公式戦に近い環境で開催すれば、もっとレベルは上がるはずだと期待を寄せています。
中にはそれまで自分の力に自信が持てなかった子が、この舞台を通じて自信をつける場面もあり、今注目されている選手だけでなく潜在能力を持つ選手もどんどん挑戦してほしいと日本バスケの裾野を広げる重要性を訴えました。
イベント前後には京都や富山なども訪れ、高校3年生のインターハイ以来となる京都で街を散策し、当時を思い出しながら名物の食事も楽しんだと振り返ります。
また、このオフにBリーグの神戸ストークスへ移籍した弟の阿蓮選手とも久しぶりに合流し、時間を共に過ごせたことが良い思い出になったと語りました。
地元・富山では母校のバスケ部の後輩や恩師との交流も果たし、人間的な成長を実感する場面もあったといいます。
こうした日本滞在について八村選手は、やるべきことをやってしっかり帰れると思うと充実感をにじませました。
日本の若手に必要なのは「闘争心」と「自己表現」
キャンプを通じて感じたのは、日本の若い選手たちのシャイな気質です。
初めは遠慮がちだった参加者も、八村選手やレイカーズのフィル・ハンディコーチらが盛り上げるにつれて次第に笑顔が増え、コート上でも積極性が出てきたといいます。
八村選手は闘争心や自分を表現する力が重要だと強調し、そこは日本人の弱点なので変えていってほしいと率直に語りました。
自身もNBAに渡った当初は周囲に遠慮してしまうことがあったものの、今は自分をしっかり出すことが大事だと感じていると経験を踏まえて述べています。
一方で、日本人の謙虚さや真面目さといった文化的特徴はNBAでもリスペクトされているといいます。
冷静さや礼儀を持ちながら、自分の持ち味である闘争心を前面に出すバランスを心掛けることが大切だと伝えています。
競争心を持ってお互い切磋琢磨することが強さにつながるという信念を示し、日本のスポーツ界でもその価値がより理解されてほしいと願っています。
NBAで長く活躍し続けるためのプロ意識
NBAで戦い続ける難しさについて、八村選手は平均キャリアが4〜5年程度といわれる厳しい世界であることを踏まえ、オフコートの過ごし方がキャリアの長さを左右すると語ります。
毎年多くの新人や海外選手が加わる熾烈な競争の中で、10年、15年と第一線で活躍し続ける選手は稀有な存在だと実感していると述べます。
長く活躍し続ける選手に共通するのは体のケアであり、怪我の予防、ウェイトトレーニング、リカバリー、食事管理、水分補給など細かな習慣の積み重ねが重要だと強調します。
試合は2〜3時間でも、それ以外の時間に何をするかが重要で、移動や練習、睡眠、リカバリーの質がプロの差になると指摘します。
チームメイトや先輩選手の良い取り組みを積極的に学び、自分のルーティンに落とし込む姿勢が欠かせないとも述べています。
過密日程のNBAでコンディションを維持するには、オンコート以外の時間の使い方こそが腕の見せ所であり、そこでの自己管理こそ一流を支える鍵だと結論づけています。

アメリカ流の練習で培った高強度の競争環境
日本とアメリカの練習文化の違いとして、アメリカは練習時間が短い代わりに強度が非常に高い点を挙げます。
大学時代は1時間の練習でも本気でやり切るのが当たり前で、チームメイト同士がエキサイトして殴り合いの喧嘩になることすらあったと振り返ります。
コーチも誰かが怪我をするか血が出るまで止めなかったほどで、練習からすでに戦いが始まっていたと語ります。
こうした高強度で競争心むき出しの練習を日々積むからこそ、試合での結束や強さが発揮されると感じているといいます。
一方で日本は長時間の練習をだらだらと中途半端にこなすケースが多く、密度や集中を高める必要があると指摘します。
自身の個人トレーニングでは30分間水なしで休みも取らず一気に追い込み、その後に入念なケアを行うメリハリのある方法を実践していると明かします。
本気でぶつかった仲間だからこそ、いざチームメイトとしてコートに立つと非常に心強く、スポーツの本質としてその競争心を日本でももっと取り入れてほしいと強調します。

八村塁が語る「覚悟」と目標達成への道
中学時代にNBAを目指し始めた頃について、勉強は得意ではなかったがバスケにすべてを懸け、常に覚悟という言葉を意識して行動してきたと語ります。
覚悟があれば嫌いな勉強や英語、苦手な食べ物にも向き合えるという姿勢で、バスケのためになるかどうかで選択してきたと明かします。
将来を見据えて苦手分野にも挑み続けた結果、それが自分の身になっていったと振り返ります。
目標設定では自分が何をやりたいかではなく、何をすれば目標に近づけるかを考えることを重視していたと述べます。
このストイックな姿勢と揺るぎない覚悟が、日本人史上初のNBAドラフト1巡目指名、そして現在の活躍につながったといえるでしょう。
ジョーダンブランドに選ばれた誇りと使命
現在、八村選手はマイケル・ジョーダン氏が率いるジョーダンブランドの契約アスリートでもあります。
ブランドの一員であることについて、誇りと責任を常に意識していると語ります。
ジョーダンブランドは誰もが入れるわけではなく、特別なファミリーであるという自覚があるといいます。
17歳で参加したジョーダン・ブランド・クラシックでは、ニューヨークでジョーダン氏本人と対面し、握手の際に肩を軽く叩かれた瞬間が強く記憶に残っていると振り返ります。
当時は英語がわからず言葉の内容は理解できなかったものの、その体験が世界とつながるきっかけになったと感じたといいます。
近年のグローバルワークショップでもジョーダン氏と直接言葉を交わし、ブランドの一員であっても各自の個性を大切にするというメッセージに感銘を受けたと述べます。
バスケだけでなく選手とのコミュニケーションを大事にする姿勢に触れ、貴重な時間を過ごしたことが励みになっていると語ります。
来シーズンに向けてはAir Jordanシリーズの最新モデルを着用予定で、軽さと丈夫さ、フィット感を重視しつつ、自身の思いやルーツをデザインに反映する取り組みも進めていると明かします。
スニーカーは普段履きではAir Jordan 3やAir Jordan 4などのレトロモデルも好んでおり、デザイン性と履き心地の良さを評価しています。
ジョーダン氏が大切にするグローバルに活動する姿勢を自分も共有し、次世代に伝えていく使命を感じていると結びました。

日本バスケ界への提言とこれから
現在の日本バスケは過渡期にあると捉えつつ、自分自身その状況を自覚していると八村選手は語ります。
今回のようなイベントで子どもたちに夢やきっかけを与えること、大人にもモチベーションを持ってもらうことが重要だと強調します。
自分がどのようにしてNBAまで到達したのかを日本の人々にシェアし、学びの材料にしてほしいという思いを示します。
今後も積極的に活動を続け、日本バスケの未来に貢献していく意欲を表明しました。
世界最高峰の舞台で挑戦し続ける八村塁選手の姿は、多くの日本人プレーヤーやファンにとって大きな刺激となり、次の世代を後押しする原動力になるはずです。
これからの活躍と発信に引き続き注目していきましょう。
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