DIGITAL

「IT」と「デジタル」は違います!

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近年バズワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。この「デジタル」について、アナログの反対の意味であることを理解している人は多い。では、「IT」との違いについて説明できる、きちんと使い分けている人はどのくらいいるだろうか。

「IT」は守り、「デジタル」は攻めの概念

これまでのITを「守りのIT」、新たなデジタル化の取り組みを「攻めのIT」と表現することもある。この2つは、開発や運用のアプローチが異なっており、考え方が正反対ともいえる要素が多い。これまでビジネスやオペレーションを下支えしてきたITは、常に「ほぼ100%」の完璧さを要求されてきた。

業務システムが突然止まることは許されないし、万が一何か起きれば、自社のビジネスそのものに大きなインパクトが生じてしまうからだ。一方、積極的に変革を試みるデジタルは、トライ&エラーを繰り返しながら、徐々にスパイラルアップしていくという特性を持っている。

デジタルの活動の一つである新規事業の創造は、成功する確率が低いなかでイノベーションにチャレンジする取り組みとなる。たしかに、デジタルマーケティングという用語はあるが、ITマーケティングとは言わない。

IT デジタル
概念 守り 攻め
役割 ビジネスやオペレーションを確実に支える 新しい価値創造にチャレンジする
活用事例  基幹システムの構築や運用 オペレーション効率化のための新たなコミュニケーションツールの導入


DX(デジタルトランスフォーメーション)

それでは、「DX」とは一体何なんだろうか?DXとは、一言で言うなら、「デジタルをフル活用した先に実現する抜本的な変革」である。ITはDXの手段であり、DXはIT化の先にある目的であると考えられる。そのため、デジタル活用は「今までできなかったことをできるようにする」ものでなければ効果的とはいえない。

まとめ

・DXが「抜本的な変革」であるという意識を持つことで、「守りのIT(IT)」と「攻めのIT(デジタル)」を区別して取り組めるようになる。

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