
スマートフォンにAIが本格搭載されつつあります。では、具体的に何ができるようになり、どう活用すべきなのでしょうか。
「格安スマホ」でも端末を選ばず利用可能
従来、iPhoneの「Siri」やAndroidの「Googleアシスタント」は、天気や簡単な調べ物にしか対応できず、詳しい質問には期待した答えが返ってこないこともありました。ITジャーナリストの三上洋氏によれば、生成AIの導入でこれらアシスタントが一変し、「まるでプロの秘書のよう」に進化するといいます。
Androidでは2024年秋から、音声アシスタントにGoogle生成AI「Gemini(ジェミニ)」が選べるようになりました。設定を切り替えるだけで、従来のアシスタントに代わりジェミニが音声で回答。たとえば「今日の天気は?」はもちろん、「どんな服を着ればいい?」といった提案まで応えてくれます。しかも対応端末は基本的に全機種対象。格安スマホユーザーにも嬉しい仕様です。
一方iPhoneでは、Apple独自の「Apple Intelligence」によってSiriとChatGPTが連携。簡単な天気予報などはSiriが、専門的な質問はChatGPTが回答する仕組みです。たとえば「明日の天気」はSiriが、「体脂肪を減らすおすすめの運動は?」にはChatGPTが対応します。
「AIエージェント」がタスク実行までサポート
Apple Intelligenceと同様、ChatGPTの利用可否は都度ユーザーに確認され、承認後にChatGPTが回答を担当。日本でも2025年4月から対応機種で利用可能になります。
さらに進化したのが「AIエージェント」です。三上氏によると、AIエージェントは単に答えるだけでなく、予約や資料作成、メール送信など一連の作業を自動で実行します。たとえば「新幹線を予約して」と指示すれば、時間を調べて入力し、ユーザーは確認ボタンを押すだけ。ビジネスシーンでは、レポート作成からスライド化、送信まで完了できる日も近いでしょう。
この機能をスマホで最速搭載したのがサムスンの「Galaxy S25」シリーズ。「ジェミニ」と連携し、飲食店検索からメッセージ送信、カレンダーやメモアプリへの登録まで一手に引き受けます。
OSレベルでAIを操る「エッジAI」の台頭
AIの多くはサーバー側で大規模モデルを動かすため、通信を介したプライバシーやセキュリティの懸念があります。そこで注目されるのが、端末内でAI処理を行う「エッジAI」です。エッジAIなら、カレンダーの予定や健康データなど個人情報を外部に出さずに処理可能。Galaxy S25では「Now brief」という機能で、朝夕に天気や睡眠状況、当日の予定などを端末内だけでまとめて通知してくれます。
まずは「ボイスモード」で気軽に体験を
使い慣れない人は、まずChatGPTの「アドバンスドボイスモード」を試してみましょう。音声による連続会話が可能で、口調も自然です。Androidでは「Gemini Live」も同様のモードを提供。どちらもアイコンをタップするだけで開始でき、無料プランでも一定時間利用できます。カメラ映像をリアルタイム解析する機能(ChatGPT Plusなど限定)も試してみる価値があります。

仕事や調べものにも活用しよう
生成AIの得意分野は「要約」。PDFや白書、議事録の文字起こしと要約を任せれば、情報理解が格段にラクになります。会議録音をアップすれば、重要ポイントだけを抽出してまとめてくれるので、部下に頼む手間も不要です。
いよいよ「スマホはAIの目と耳」に
スマホは持ち歩くことで、あらゆるデータをAIに渡せる最適なツールです。石碑の文字を翻訳したり、日常のタスクを自動化したり、スマホによって私たちの生活はさらに便利になります。まずは声でもテキストでも構わないので、気軽にAIに話しかけてみましょう。たわいない雑談から業務効率化まで、あなたの問いかけに応える「スマホAI」が、新しい日常をサポートしてくれます。
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