2025年8月1日、高校バスケットボールの頂点を決める「令和7年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会（通称：インターハイ）」はついに最終日を迎えました。女子決勝戦は、岡山県のジップアリーナ岡山で開催され、愛知県代表・桜花学園高校が北海道代表・日本航空北海道高校を63対59で下し、見事に4年ぶりとなるインターハイ制覇を果たしました。今回の優勝により、桜花学園は自身が持つ史上最多記録を更新する通算26回目の全国制覇となり、バスケットボール女子界にその名をさらに刻みました。
桜花学園の選手たちは、「日本一」の文字を腕に刻み、強い覚悟とともにコートに立ちました。試合序盤から勢いに乗った桜花学園は、積極的なディフェンスと連携した攻撃で日本航空北海道を圧倒。第2クォーター終了時点では16点の大量リードを奪い、試合の流れを完全に引き寄せました。
しかし、後半に入ると日本航空北海道の粘り強い追い上げに苦しめられ、一時は点差を詰められる展開に。それでも桜花学園は第4クォーターで再びディフェンスを引き締め、要所での3ポイントシュートやドライブからのレイアップで得点を重ねました。最後まで諦めずに食らいつく日本航空北海道の猛攻を振り切り、最終的には4点差で勝利を収めました。
攻撃の中心として活躍した濱田選手は、試合後「この勝利はチームメートのおかげです」と感謝の気持ちを口にしました。また、決勝戦の日が誕生日だった勝部選手は「一生忘れない最高の誕生日になりました」と喜びを表現し、「次は冬のウインターカップに向けて、さらに成長していきたい」と新たな目標を掲げました。
桜花学園は今大会、2回戦から出場し、小林高校（宮崎県）、大阪薫英女学院高校（大阪府）、昌平高校（埼玉県）を順調に下して勝ち進みました。さらに、昨年のウインターカップ準々決勝で敗れた精華女子高校（福岡県）と準決勝で再戦し、見事にリベンジを果たして決勝進出を決めました。
この優勝は、1986年に初めてインターハイで日本一に輝いた思い出の地・岡山で達成されたものであり、桜花学園にとっては「復活」の象徴となる大会となりました。桜花学園は今後も高校女子バスケットボール界を牽引する存在として、さらなる飛躍が期待されます。
■試合結果 日本航空北海道 59－63 桜花学園 航空北海｜15｜15｜12｜17｜＝59 桜花学園｜21｜25｜8｜9｜＝63
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