【戦略転換】楽天カード新社長、中村晃一氏が語る「楽天モバイル連携の新特典」とは？

楽天カード新社長が明かす！楽天モバイル連携の新特典とは？

楽天カードの新社長に就任した中村晃一氏（52）が、年会費付きカードの利用者に「楽天モバイル」で使える特典を付与する方針を明らかにしました。3月25日、読売新聞のインタビューで語ったものです。

楽天カードは、累計発行枚数3184万枚（2024年末時点）を誇る国内トップクラスのクレジットカード。今回の発言は、グループ内連携を強化し、楽天経済圏全体の拡大を狙う戦略の一環とみられます。

中村氏は、国内のキャッシュレス決済比率が約4割にとどまっている現状を踏まえ、「残りの6割は未開拓。健全な競争の中で成長を図りたい」と強調。今後はグループの各サービスと連携した“楽天ならでは”の成長戦略を推進していくと述べました。

実際に、年会費1万円超の上位カード保有者の一部に「楽天モバイルのデータ容量が増えるクーポン」を試験的に提供したところ、ユーザーから高評価を得たといいます。この結果を踏まえ、今夏にも新たな特典を正式導入する予定です。

さらに楽天カードは、2023年11月にみずほフィナンシャルグループと資本業務提携を発表。今後は法人向けクレジットカードの発行も視野に入れています。

中村氏は「海外では法人決済は成長分野。日本でも大きな可能性がある」と述べ、法人事業にも本格的に参入する姿勢を見せました。

三井住友銀行出身の中村氏は、2004年に楽天（現楽天グループ）に入社。2024年1月から楽天カード副社長を務め、同年3月に社長に就任しています。

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